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奨学金が返済出来ずに自己破産?理由は異常な貸出にある

www.huffingtonpost.jp

過去5年間の自己破産は延べ1万5千人で、半分近くが親や親戚ら保証人だった。無担保・無審査で借りた奨学金が重荷となり、破産の連鎖を招いている。

奨学金なんて耳障りのいい言葉で騙してきていますが、これ単なる学生ローンですからね。連帯保証人まで必要だし 100% ピュアに借金です。名前を変えるべきなんです、本来。

この奨学金を運営している団体は日本学生支援機構(JASSO)で、文科省天下り機関です。税金を原資に無担保・無審査で税金を貸し出す大盤振る舞いをしてくれます。

この団体が返済が滞った若者に対し一括返還を求めて訴訟しまくっているからこんなことになってるんでしょう。

ただ借金としては金利が相当安いんですけどね。

無利子の第一種と有利子の第二種とあるんですが、後者でも変動ならばほぼゼロです。

日銀のゼロ金利が今年解除されたのでちょっとは上がると思いますが、たかが知れれてるでしょう。変動周期5年だったりしますし。

2017年に借りた場合の金利は、固定 0.27%、変動 0.01% ですよ。そして、卒業後からの返還で在学中利息発生なしですから随分良心的です。

国の教育ローンは 1.76%、消費者金融は 100万以上なら 15%、住宅ローンが 変動 0.5% から 35年固定 1.2~1.4% とかですからね。随分と安い。

4年間月々10万借りたとしても利子が5万程度です。20年間で返せば良いので利子的には月々200円程度ですね。

毎月2万円ちょいを20年返し続けることになるわけですが、まぁ払えない額ではないですよね、これ。

それなのに何故自己破産するのか。簡単な話ではあると思います。無審査だからでしょうね。返済能力関係なしに貸し出しているのは問題でしょう。

一番の問題は奨学金を借りている大学生が2人に1人とかありえない状態であることです。

www.nhk.or.jp

自分が大学時代は周りに奨学金をもらっているやつは殆どいませんでしたけどね。自分を含めギャンブルばかりやってるヤツラでしたが「あんなん単なる借金じゃん」とハナから借りる気もなかったです。確か当時は教師になれば全額免除になる時代で教師狙いのやつらは貰っているやつもいましたが第一種限定でそれは足切りが厳しくて誰でもと言うわけではありませんでしたね。貰っていたやつはパチスロに突っ込んで消し去っていましたが。

そもそもですよ、大学生ならばバイトでもすれば生活費は全然稼げます。なのに甘い誘惑で借金を背負わせるのが一番ダメだと思いますね。超低金利と言うウリ文句は深く突き刺さると思いますし。でも借金は借金なんだ、と冷静に考えられる学生も減ってるんでしょう。

もちろん不景気や低賃金化のせいだと言う話もありますよ。でも、やはり50%の学生が借金背負っているのは異常ですよ。

www.garbagenews.net

ここ最近での上昇の仕方が異常です。2004年に日本育英会から独法化されて日本学生支援機構に改編されたんですが、そのタイミングで割合がぐっと上がってますし。

news.mynavi.jp

「年収200万円未満」の家庭の受給率は8.2%、「年収1,000万円以上」の受給率は11.0%だった。

と、なんだか本末転倒だったりしますし。やりたい放題やっちゃってるんでしょう。金融庁が動いて貸出に対する規制をすべきなんでしょうね。審査するのは難しいでしょうが審査も必要だと思いますよ、実際。誰でもってのはマズいですやはり。税金ですからちゃんと投資すべきところに投資すべきです。