強まっていこう

あっちゃこっちゃへ強まっていくためのブログです。

森友問題一連の流れと皆があまり気づいていない本当の問題

さすがに安倍政権も崩壊しそうですね。ここまでむちゃくちゃになるとは。

和田氏(自民党)が太田理財局長に対して、あんたは民主党野田元首相の秘書官だったから安倍政権を貶めるために変な答弁してるんじゃないか?呼ばわりですから。

mainichi.jp

組織と自民党を守るためにあえてバカになりきってのらりくらりしていたら身内から刺されたエリート官僚の気持ちを考えると・・・すいません、笑えちゃいます。

そんな和田議員に対し、いつも自民党を養護し続けるコメンテーター田崎氏(通称スシロー)が、自民党を守るために彼は自民党議員じゃない、なんてコメントしたら、和田氏が田崎氏を訴える、なんて話に。田崎氏は発言を訂正しましたが、もうなんか身内同士の刺し合いが凄いです。

支持率も急落し、さすがに自民党内部でも安倍おろしが始まるでしょう。

結局、財務省、メディアにやられる形になりました。

もともと財務省とは仲がイマイチな安倍氏。唯一消費増税を先送りした総理大臣で、財務省に対して唯一強気で行ける総理でした。

そんな財務省が気遣いをしなきゃならんレベルで、今の官邸が強いわけです。官僚の首根っこである人事を握った内閣人事局がそのパワーの根源です。

今回の件は安倍氏が直接支持したわけじゃないと思います。そんな下手を打つようなたわけじゃないです、彼は。戦後最強の知恵者だと思います。

だからこそ自分の直接的なミスではなく周りのミスと言うかやんちゃによって沈んでいったわけで。

その後の対応ではミス連打ですが。嫁も自分も関わりがない、あったらやめる!なんて事言ったことは大きなミスです。橋下徹氏とそこは私も同意見です。

関わりは確かにあったようだ。名誉校長なんてものになっていたとしたら役所が気を使うのは当然かもしれない。取引を見直すべき、と正直に言ってりゃよかったと。

それをウソにウソを塗りかため、籠池氏を無理やり長期拘束したり、ネットで情報が伝わることをまるで無視したようなバカな対応をしてしまったことが大きなミスだと思いますけどね。ネットで工作しているから、まぁそんな情報打ち消せるだろ、なんて思ってるんでしょうけども。そういうのを驕りと言うんです。驕りは敗北しか生みませんよ。ミッドウェー海戦のように。

事の顛末をさらっとまとめてみると

理財局: しつけぇなぁこのジジィ。そんなはした金じゃ学校作れねぇつってんだろ?あ?

籠池: 安倍昭恵さんとマブダチなんだけど?

理財局: そうかぁ安倍さんの嫁が関わってんのかぁ、しょうがないなぁ、特例扱いにするかぁ。言い訳もいっぱい書いておけばいいだろう。

豊中市議: なんか極右専用の学校ポスターが貼ってあるんだけどなんだこりゃ?

あまりにも思想が偏った学校のポスターにびっくりした豊中市木村真市議会議員がいろいろ調べた結果、取引がおかしいことが発覚。財務局にいくらで売ったのか情報開示しろと言っても出さないので訴訟。メディアに情報提供。

朝日新聞: 国有地売却で財務局が売却額を非公表にしている。独自調査したところ売却額は同じ規模の近隣国有地の10の1の価格。おかしいだろおい!

その後、元民進福島伸享議員が衆院予算委員会でこの問題を取り上げた。しかも名誉校長が安倍首相の名誉校長であることも問題に。

安倍首相: 私や妻がですね、この国有地払い下げにですね、えーもちろん事務所も含めて一切これは関わっていないという事は明確にさせていただきたいと思います。もし関わっていたんであればですね、これはもう、わたくしは総理大臣を辞めるということでありますから、これははっきりと申し上げたいとこのように思います(答弁ママ)。

理財局: おいやべぇぞ!首相やめるっつてんぞ!書類に書いちっただろ名前?消せ!消せ!

メディア: あの学校の理事長おかしくないか?幼稚園やってるが、安倍総理頑張れとか園児に連呼させたり、うんこ持って帰らせたり狂ってるぞ?

メディアの追撃が開始され籠池氏のキャラも相まって一躍世間を賑わす話題に。前川さんもでてきましたが彼は出会い系バーのカウンターを仕掛けられあっさり消えました。

その間、佐川元理財局長が、売買記録は残っていない、破棄した、記憶に残っていない、メモもない、データも短期間で自動で消えて復元も出来ない、とバカになりきり全力回避行動。

その素晴らしい功績が官邸に認められ、国税庁長官に大抜擢。ことの発端、官邸や官僚から見ると悪の元凶籠池氏は面会もさせないトップレベルの極悪人扱いで拘置所へ長期勾留。

なんと、これでほぼほぼ表面上は沈静化。

メディア・一般国民: 相撲協会は腐ってる!がんばれ貴乃花!くたばれ理事共!

森友問題ほぼ忘れ去られた状態に・・・。

皆が完全に忘れ去っていたその時

朝日新聞: 森友学園への国有地売却をめぐり、財務省の決裁文書に書き換えがあった疑いがある!

財務省: 書き換えたかもしれないっす。

佐川前理財局長: 財務省やめるっす。

いやぁーーーー危うい国ですねほんと。一度完全犯罪が成立しかけてますから。そんなの知らね、記録?そんなもんなくしたわ、で通せましたから。

この状況に納得が行かなかった財務省の内部リークで決裁文書の書き換えが朝日新聞と言う唯一と言っていい反権力メディアの存在によって世に出たからこそ、くだらない言い訳で出世した佐川宣寿国税庁長官を退職に追い込んで、安倍内閣をここまで追い詰めることが出来たんですから。

そもそもの発端も朝日新聞、追撃も朝日新聞とこの一件はまさに朝日新聞の手柄であり、野党は大半ワーワー騒いでいるだけの単なるバカです。人を追い詰めるのが楽しくて仕方ないだけでしょ、いじめっ子の心理と同じ。本当ウザいだけだと思いますね。実際ちっとも追い詰めれない無能だらけだし・・・。官僚の自浄能力と、自民党内部の自浄能力が働き始めたからどうにかなっているだけで・・・。

朝日新聞が無かったら、こんな酷い悪事も全く表に出ず隠蔽されたままだったんですよ?それがどれほど恐ろしことか多分この国の国民は全くわかっていない。

朝日新聞"しか"事の発端を切り開くメディアが居ないんですよ?それが一番の問題だと思いませんか?
反権力メディアとさっき書きましたが、メディアの存在意義って権力の監視をして暴走を防ぐことで、反権力であるのが自然な姿なんですよ。この国のメディアがおかしいんです。それがわかっている人どのくらいいるのか本当に疑問です。