コードを書いている時間と言うのはエンジニア人生の中でかなりの部分を占めます。ですが、その時間というのは残念ながら大半が無駄なものです。一発でバキッと仕上がる事なんてないので、書いちゃ消し、試しちゃ消し、とキーを叩きまくります。このキーを叩いている時間と言うのは 100% 無駄な時間であり極力減らすべきものです。
エンジニアがやりたい事はキーを叩くことではなくてきっちり動くコードを書くことですからね。仕事をしているふりをしているような人間であればエンターキーを「ターーン!」と爽快に押して無駄な時間を楽しめるかもしれませんがそんなことやってりゃレイオフまっしぐらです。
このエディット時間を究極に短くするためには vim を使うしかありません。このエディタに敵うエディタは人類史上ありませんから。
正直な話 vim を20年以上前に初めて触った時「何だこの狂ったエディタは!」なんて思ったもんです。
誰しも最初はそう思いますって、こんなもん。
ですがコイツは、サーバを触ると必ずセットで触ることになり「うぜぇーー!」と最初は文句を言いながら使うんですが、知れば知るほど「あれ?何これ超便利じゃん」とその狂った怠け者の世界に魅了され、どっぷりと浸かっていきました。
たった1回のキータイプ、それすらも減らしたい!そう言う概念の固まりが妙に心地よくなってくるんです。Unix道の権化みたいな代物ですからねコイツ。
狂っていますから、ものすごい数のショートカットが存在します。
普通の人はその数に圧倒されてしまい脳が拒絶してしまうのですが、そうならないように行動パターンに沿って徐々に身に付けていくことが大切になります。
このエディタは頭で考えて使うものではないです。私はギターを弾いていたのですが、ギターなどの楽器を使いこなす感覚に非常に良く似ています。
いきなりイングヴェイや、インペリテリ、ティモ・トルキ等の変態たちのフレーズを真似ようとしても死にます。
ディープ・パープルやガンズ等から始まりメタリカ、スレイヤー・・・って良くわからない話になるのでこれ以上はヤメときます。
一気に全部やろうとすると心がぶち折れるので徐々に出来ることを増やしていく。弾けるフレーズを徐々に増やすのが大事だってことを言いたいんです。
慣れてしまえば頭で思考しているものを待ち時間無しでそのままの速度で表現出来るようになります。超速弾きが出来るってわけです。このエディタの速度にかなうものは世界中探してもありません。
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